病院からのお知らせ

信州大学医学部附属病院の連携病院として、がん遺伝子パネル検査が実施できるようになりました。

2025.06.18

がん細胞遺伝子(ゲノム)の異常を調べるパネル検査が保険診療で実施できるようになり、信州大学医学部附属病院の連携病院として当院でも5月1日から実施可能となりました。これを受けて当院の準備や体制が整いましたので検査を実施してまいります。

がん遺伝子パネル検査は標準的ながん薬物療法が無効である場合や標準治療終了見込みの患者さんが対象となり、患者さんの同意を得たうえで行われます。この結果で新たな治療薬が選択できるのは現状では10%程度ですが、より有効な治療法に結び付く可能性があります。また、全国で実施されたパネル検査の結果は国立がん研究センターの「がんゲノム情報管理センター(C-CAT)」に集約・蓄積されることで今後の新規がん治療薬の開発・発展につながります。
当院では、がん遺伝子パネル検査の相談から結果報告まで多職種連携によるチーム医療を展開します。チーム一丸でがんゲノム医療を推進していきます。

がんゲノム医療連携病院

がんゲノム医療連携病院

ゲノム検査の流れ

ゲノム検査の流れ

検査結果は、信大とのエキスパートパネル後、腫瘍内科で患者さんに説明し、主治医にフィードバックします。