眼科
眼科のご案内
特色
当院は飯伊地域における唯一の地域医療支援病院であり、近隣に大学病院や大病院がありませんので、地域の開業の先生方が安心して紹介できる眼科、地域外の大病院へ紹介することなく飯伊地域内で治療が完結できるような眼科であることを目標としています。
対象疾患
白内障
角膜より2.5mmの切開を作って行う小切開白内障手術を積極的に取り入れております。このため、手術による侵襲が少なく、また血管のない角膜を切るため出血のリスクもほとんどありません。手術は原則入院で行います。眼内レンズは球面・非球面、無着色、着色レンズ、乱視矯正眼内レンズと各種用意しており、患者さん1人1人に適したレンズを選択しております。また、令和2年3月で先進医療からは外れましたが、保険外治療にて多焦点眼内レンズを扱っています。焦点の合う範囲を増やすことで、眼鏡をかける頻度を減らすことができます。
網膜硝子体疾患
手術が必要な網膜疾患全般には広角眼底観察システムと内視鏡硝子体手術を併用したハイブリッド硝子体手術を行っており、網膜剥離などの緊急疾患への対応や、増殖硝子体網膜症や増殖糖尿病網膜症などの難症例も手掛けております。
加齢黄斑変性や糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫の患者さんには抗VEGF製剤やステロイド製剤の硝子体注射を行っております。
緑内障
視野検査と光干渉断層系を軸にした緑内障診断、治療を行っております。手術治療では、従来法に加え、トラベクトームやマイクロフックを用いたMIGS(低侵襲緑内障手術)に注力しており、令和2年5月からは istent を用いた緑内障手術を開始しました。また血管新生緑内障の様な難症例に対しては、アーメドバルブを用いた緑内障手術を行っており、この治療は、従来法では効果が不十分であった症例に対しても有効性が示されています。
角結膜疾患
結膜弛緩症、翼状片などに手術を行っております。
ぶどう膜炎、神経眼科
眼局所治療とともに原因となる全身疾患の有無の検査を行い、重篤なものは入院しての精査や加療を行っております。
小児眼科、斜視・弱視
火・木曜日午後に徳島医師の専門外来を行っております。
救急疾患
裂孔原生網膜剥離、急性緑内障発作、白内障術中水晶体落下、眼内炎、穿孔性眼外傷、化学外傷、網膜動脈閉塞などの疾患も緊急入院、緊急手術を行っております。
診療実績
白内障手術 | 696眼 | 水晶体再建術(レンズ挿入をする場合):642眼 水晶体再建術(縫着レンズ挿入):21眼 水晶体再建術(レンズ挿入をしない場合):33眼 |
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硝子体手術 | 196眼 |
硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む):125眼 硝子体切除術:2眼 硝子体注入・置換術:2眼 網膜復位術:1眼 網膜付着組織を含む硝子体切除術(眼内内視鏡):1眼 |
緑内障手術 | 49眼 |
流出路再建術:36眼 濾過手術:1眼 |
角・結膜手術 | 68眼 |
翼状片手術:28眼 結膜嚢形成術(部分形成):29眼 結膜腫瘍摘出術:1眼 |
眼瞼手術 | 76眼 |
眼瞼下垂症手術:46眼 眼瞼内反症手術:25眼 眼窩内腫瘍摘出術:3眼 霰粒腫摘出術:2眼 |
涙道手術 | 12眼 | 涙管チューブ挿入術(涙道内視鏡):12眼 |
その他 | 1眼 | 眼球内容除去術:1眼 |
硝子体注射 | 694眼 | |
合計 | 1,792眼 |
担当医師のご紹介
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森 俊男 モリ トシオ
- 役職
- 眼科副部長
- 卒業年
- 平成18年
- 専門領域
- 眼科一般
網膜硝子体疾患
白内障手術 - 専門医等
- 日本眼科学会眼科専門医
日本眼科学会PDT認定医 - 所属学会
- 日本眼科学会
日本白内障屈折矯正手術学会
日本網膜硝子体学会
日本眼科手術学会
日本内視鏡外科学会 - 一言
- 患者さんの立場に立ち、わかりやすい説明と丁寧な医療を心掛けます。
-
三田村 勇人 ミタムラ ハヤト
- 役職
- 眼科医長
- 卒業年
- 平成21年
- 専門領域
- 眼科一般
網膜硝子体手術
白内障手術 - 専門医等
- 日本眼科学会専門医
日本眼科学会PDT専門医 - 所属学会
- 日本眼科学会
日本眼科医会
日本網膜硝子体学会
日本眼循環学会
日本白内障屈折矯正手術学会
日本眼科手術学会
日本内視鏡外科学会
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城山 彰太 シロヤマ ショウタ
- 役職
- 眼科医師
- 卒業年
- 平成28年