CAREER 教育・キャリア

認定看護師について

認定看護師(Certified Nurse)

認定看護師とは、日本看護協会認定看護師審査に合格し、ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を用いて水準の高い看護実践のできる看護師とされている。

当院では平成17年に認定看護師が誕生して以来、現在12領域17名の認定看護師がそれぞれの分野で質の高い看護を提供しています。
活動は院内に留まらず地域においても中心的役割を担い、地域医療の向上に向け日々取り組んでいます。

認定看護師インタビュー

救急看護認定看護師    常盤 忠

救命救急センターに所属し、救急車・ドクターヘリで搬送されてくる患者さんや救急外来を受診する患者さんの看護を行っています。また、呼吸ケアチームの一員として人工呼吸器装着患者の院内ラウンドを行い、人工呼吸器早期離脱に向けた援助や教育を行っています。
地域においては、心肺蘇生法の普及活動、熱中症や急変対応の講演会など、救急看護技術の指導を行っています。大規模災害時にはDMAT(災害派遣医療チーム)の一員として活動しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師    澤栁 賢・森 苗子・伊藤 美咲

褥瘡などの慢性創傷や人工肛門を保有する方のケアなど、皮膚障害を生じやすいまたは生じた方の予防と早期治癒に取り組んでいます。また、地域の方々と連携を図ることで、在宅医療を支援しています。
患者さんのより良い療養生活のため、患者さんに関わる関係者と共にお手伝いをさせて頂きたいと思います。褥瘡、ストーマ、排泄ケア等でお困りの際は、ご相談下さい。

緩和ケア認定看護師    清水 美穂子・田村 仁司

緩和ケアとは、体や心のつらさをやわらげ、より豊かな人生を送れるように支えていくケアです。診断時から緩和ケアが受けられるように、外来看護、がん相談、地域連携などの活動を通して緩和ケアを行っています。また、地域の緩和ケアの質の向上を目指し教育活動もしています。
どこにいても緩和ケアが受けられるようにサポートさせて頂きますので、お気軽にご相談下さい。

がん化学療法看護認定看護師    矢田 賢一

抗がん剤治療を安全に受けていただくための支援や副作用を少しでも軽減できるようケアの提供をしています。また、治療の選択や治療の計画、治療費などについても相談をお受けしています。
治療を安心して受けられるようお手伝いさせていただきますのでお気軽にご相談下さい。

がん性疼痛看護認定看護師    小島 啓子

病気による不安や社会問題などは、がんの痛みを感じやすくしたり、増強させたりします。また、気持ちの落ち込みや眠れない、気分転換ができないことによっても増強します。
がんの痛みがあることで、身の回りのことができない、眠れずだるい、治療に前向きになれないなどの悪影響が現れることもあるため、がんの痛みは我慢せず緩和することは重要です。
痛みの原因や影響を与えている状況を知り、多方面からケアを考える必要がありますが、鎮痛剤は痛みを緩和するための大事な手段となります。
患者さんの痛みだけではなく、気持ちの辛さもできる限りやわらげ、患者さんが望まれる時間を過ごしていただくことができるよう医師やスタッフと協働し支援に努めて参ります。

感染管理認定看護師    櫻井 一彰

感染管理認定看護師とは、専門的な知識と技術を用いて、適格かつ効率的な感染管理を計画し、全ての医療従事者が実践できるように導き、感染に対するリスクを最小限に抑えることを責務として日々働いています。
活動は院内に留まらず、地域の病院や福祉施設等での感染対策に関する講習会を行っています。
地域への貢献と地域医療の向上に講習会の依頼があれば、いつでもどこでも足を運びます。
気軽にお電話(TEL:0265-21-1255 内線5882)下さい。お待ちしています。

糖尿病看護認定看護師    伊藤 春美

内科外来に通院する糖尿病患者さんを中心に、生活の様子を確認したり、食事や運動、薬について等、必要な知識の提供をしています。また、糖尿病神経障害の患者さんに対しては、フットケアを提供しています。
院外活動としては、飯田下伊那地域糖尿病療養指導士の育成に携わっています。また、市民の方に対して、市民講座やイベントを通じて糖尿病の啓蒙活動を行っています。

手術看護認定看護師    近藤 美穂

手術治療を中心とした一連の期間を「周術期」と言います。手術看護認定看護師は、この周術期にある患者さんの支援を主な役割として担っています。麻酔科医師や外科医師とは違う立場で、術前からの患者様の準備状況や、麻酔・手術を行う上で問題となることがないかなど確認を行い、必要があれば医師や他職種と情報共有し問題解決を図るなど、調整役としても活動します。手術室勤務の為、直接患者様と関わる時間は少ないですが、患者様が安心して周術期を送ることができるよう、医療チームと連携してサポートさせて頂きます。

乳がん看護認定看護師    小池 香代

乳がんに罹患する女性は、12人に1人といわれています。乳がんに罹患した場合、手術、薬物療法(抗がん剤、ホルモン剤、分子標的薬)、放射線治療などを組み合わせて治療を行います。治療を継続するために、様々な症状や不安、心配を抱えて生活することもあると思います。
乳がん看護認定看護師は、患者さんが『その人らしく』生活するための意思決定や治療選択ができるよう、相談支援を行っております。また外来と病棟、リハビリなどの多職種で情報を共有し連携しながら『その人らしい』生活を支えていきたいと考えています。

認知症看護認定看護師    黒河内 浩江・今村 明文

認知症は年々増加傾向に有り、2025年には高齢者の5人に1人が認知症という身近な病気です。
認知症に限らず、治療のため入院される高齢の患者さんは、急激な環境変化や病気による体調不良、入院中の不安などで、時として混乱や一時的な認知機能の低下を生じることがあります。認知症看護認定看護師は入院によるストレスを軽減し、混乱無く入院生活ができるように支援し、よりよい状態で退院出来ること目指しています。
院内では『認知症ケアチーム』が医師、リハビリ、ソーシャルワーカーとともに認知症に対する困り事の相談を受けています。お気軽にご相談下さい。

クリティカルケア認定看護師    塩澤 直樹

クリティカルケアとは、急性かつ重篤な患者の重篤化回避と合併症予防に向けた全身管理および安全・安楽に配慮した早期回復を支えていくケアです。専門性の高い知識と技術を活かし、身体所見から病態を判断し、患者さんやご家族の求めに応じて看護ケアを提供しています。また病院内外問わず、スキルアップを目指す全国の看護師に教育・指導を行い、より質の高い看護師の育成に励んでいます。どこにいてもどなたでも最善のケアが受けられるようサポートさせて頂きますので、お気軽にご相談ください。

がん放射線療法看護認定看護師    白子 和志・佐藤 裕美

放射線療法は治療期間が長くかかることが多い治療であり、副作用に対する予防的なケアが大切になります。この目に見えない放射線を使った治療は実感が沸きにくく、治療の原理も理解しづらい部分も多い治療です。放射線治療がどういった治療なのかわかりやすくお伝えしながら、安心して治療を受けられるようお手伝いをさせて頂きます。