院長挨拶

飯田市立病院長 堀米直人

「誠意、熱意、創意」の心で
地域の皆様に安全で質の高い医療を
提供いたします

 

飯田市立病院ホームページへようこそ

4月に院長を拝命してはや半年が過ぎました。地域の皆様のお役に立てる病院づくりに病院職員全員で励んでおります。

日本ではここ数年、2011年の東日本大震災、2014年の御嶽山噴火、昨年の熊本地震と、大きな災害が頻発しています。災害拠点病院である当院は、長野県からの要請があった際はDMAT隊員が出動するほか、当地域や近隣で地震が発生した場合には、地域内の病院とも連携して災害を乗り切らねばなりません。さる9月3日に病院防災訓練を行いましたが、今年は11月5日に県の総合防災訓練が飯田市を会場として実施され、当院もこれに参加します。これらの訓練を通じて整備・体制の強化を図りたいと思います。

また当院は救命救急センターに指定されており、救急体制の充実にも努めています。最近では、重症患者さんについては、消防署に救急車要請があって直ぐに病院から医師がドクターカーで現場へ直行し、早期に治療を開始することで救命率の向上を図る取組みも行っています。年間50件程度の出動実績があります。

産科の分娩受入れ体制については、昨年7月に市内の分娩施設が休診になって以降、説明会を開催して妊婦さんの不安を取り除き、産婦人科はもとより病院全体で安心して分娩ができる体制づくりに取組んできました。現在のところ里帰り出産も含め年間約1300人の赤ちゃんが当院で生まれ、県下の病院で1番です。

地域がん診療連携拠点病院としてがん診療の充実に取組んでいます。現在放射線治療装置(リニアック)を更新中ですが、来年3月には最新鋭の装置で治療が始められる予定です。

国全体で、2025年を目標に地域包括ケアシステムの構築が進められております。当地域では南信州在宅医療・介護連携推進協議会(南信州広域連合が事務局)で医療と介護の連携を話し合い、従来の病院と病院の連携、病院と診療所の連携に加え、介護施設等との連携も重要となってきました。当院では患者サポートセンターを設置して患者さんやご家族の不安を取り除き、入院前から退院までの支援充実に取組んでいますが、今後更に退院に向けてケアマネージャーさんや介護事業者さんとの連携を強化していきたいと思います。そしてこの12月からは、1病棟を地域包括ケア病棟として運用をはじめます。この病棟は「自宅へ退院するまでもう少し準備期間が欲しい」「一旦退院したが状態が悪いので再度入院したい」というような患者さんの在宅療養を支援する機能を持った病棟になります。

当地域には、飯田下伊那診療情報連携システム[ism-Link]があり、往診をしていただく診療所の先生や訪問看護ステーションなどとの連携に電子システムを使っています。がん末期の患者さんでも、周りのサポートにより自宅で療養できた事例も数多くあり、そのような連携を今後とも進めていきたいと考えます。

今後も当院の理念である「地域の皆さんの健康を支え、信頼される医療を実践する」ために、誠意、熱意、創意を持って患者さんに接し、高度で良質、安全な医療を提供する病院を目指していきますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

平成29年10月